@article{oai:uedawjc.repo.nii.ac.jp:00001532, author = {東海, 周二}, journal = {紀要}, month = {Jan}, note = {application, 戦後の日本の教育に大きく立ちふさがっている壁がある。文部省や文科省は、詰め込み教育 の反省だと称して“ゆとり教育”の名のもとで失敗を重ね、語学に関しては実用英語の奨励と 徹底との掛け声で、偏重気味だった文法を“疎外”。なぜ日本はこうも左右に揺れる振り子運動 しかとれないのだろう。文法は言語を機能的にを知る究極の方法であるはずだ。英語教育に関 しては、英会話やリスニング能力などは実用面の向上をもたらすが、知的なレベルのアップと は無関係である。ライティングのような高度なスキルは英文法の習得なしには実現しない。戦 後の文化面でも敗戦を機にアメリカ万能のように追随した。その結果、日本文化の退廃とおびただしい非行や犯罪の増加。今こそ戦前の日本の良き文化を取り戻す機会である。それには、もう一度原点に立ち返り、日本に似たヨーロッパの長い歴史に根差した文化を再認識し、そこから知性と真のゆとりのある文化を見つけ出す時でもある。}, pages = {27--35}, title = {理性と教養ある教育を目指して : 現代の若者のヨーロッパ観の一考察}, volume = {38}, year = {2015} }