@article{oai:uedawjc.repo.nii.ac.jp:02000068, author = {大塚, 美奈子}, journal = {学術研究所所報}, month = {Mar}, note = {本研究では,知的障害を伴う思春期ASD女子Aを対象とし,A本人の意思に添った支援が本人や家族の継続的なQOLの向上につながるのかについて,指筆談によるA本人の意思や考えと母親の意識変化,家庭での支援に伴うAの行動変化の観点から検討することを目的とした。「美しく着飾りたい」「ヘアスタイルを変えたい」「長い髪の毛をなびかせたい」というAの意思に添い,着る服の自己選択をする,髪の毛を伸ばし,ムースでスタイリングする,化粧するなど母親が支援を行った結果,支援の過程を経て母親の意識が自分主体からA主体へと変化し,行動面でAに自発的な発語や模倣が見られ,9か月後自己の変容に対する肯定的な自己評価と母親の支援への肯定的評価が語られ,AのQOLの向上が推察された。2年後にAの意思と母親の意識を確認したところ,Aが青年期の女性が感じる異性への意識を持っていること,母親がAの気持ちを察していることへの肯定的評価が語られ,AのQOLは継続的に維持されていることが推察され,意思に添う支援の重要性が示唆された。}, pages = {64--76}, title = {思春期ASD 女子の意思に添う支援とQOLの向上 : 指筆談をきっかけとした母親の意識変化から}, volume = {3}, year = {2024} }