@article{oai:uedawjc.repo.nii.ac.jp:00002090, author = {酒井, 真由子 and 越智, 康詞 and 川村, 光 and 加藤, 隆雄 and 長谷川, 哲也 and 紅林, 伸幸}, journal = {紀要}, month = {Jan}, note = {application, 本研究の課題は、教職大学院が成立して一定の期間が経過した現在、そこにどのような可能性が現れ、現実にどの程度成立してきた(こなかった)のか、この改革が行き詰まりや負の帰結を生み出しているとすれば、どこでどうボタンを掛け違えたのか、今後はどのような方策を取ることが可能なのかという疑問を探索的に追求することである。そこで、「認証評価」に報告された各大学院の「認証評価結果」「自己評価」と実践家=研究者へのインタビュー調査をもとに、教職大学院が抱える課題を内側から照らし出し、問題を克服するための指針・方法を探った。その結果、教職大学院は、多様な人・機関・領域で連携し、大学院に在籍期間中のみならず、その修了後にも学び合える関係性が形成される可能性が広がっていることがわかった。その一方、教職大学院では「教職労働市場への従属性」を強めていることと理論の軽視(理論と実践の往還についての適切な方法論の欠如)により、教職大学院の主体性や自律性が損なわれるといった弊害が生じている可能性が示唆された。今後教職大学院は、理論的・方法論的裏づけをもって「理論と実践の往還」を作動させ、往還(リフレクションや研究など)の「方法」を身につけた教員を現場に送り出すことで、教師の専門家=実践の研究者としての自律性を高め、教育のボトムアップな変革を実現する、そうした拠点となることが期待される。}, pages = {1--17}, title = {教職大学院の現状と可能性の探究}, volume = {45}, year = {2022} }