@article{oai:uedawjc.repo.nii.ac.jp:00002119, author = {遠田, 将大}, journal = {学術研究所所報}, month = {Feb}, note = {application, 本研究の目的は,社会情勢や教育政策との関連からアメリカにおける協同学習研究の変遷を整理し,そこから,今後わが国において求められる研究についての示唆を得ることであった。アメリカにおいて協同学習が本格的に開始されたとされる1970年代から2010年代までを概観した結果,以下の3点が明らかになった。1点目は,協同学習の基礎的研究は1970年代から2010年代まで継続して研究が蓄積されていたことである。2点目は,協同学習の実践範囲は,初等教育段階から高等教育段階へ,また,通常教育から特別支援教育へと拡大していったことである。3点目は,協同学習の研究内容は,他者と協同的な関係を形成するための研究から協同的な関係を基盤に学力を向上するため研究へと移行していったことである。現在,アメリカでは,協同的な関係の形成に困難を抱えている学生の存在が指摘されるようになり,そのような学生も含めた協同学習に関する研究がなされ始めていた。これに関する研究はわが国では始まったばかりであるため,今後は,他者と協同的な関係を形成する準備が不足している学習者をも含めた協同学習の展開に関する研究が必要であると考えられた。}, pages = {1--14}, title = {アメリカにおける協同学習研究の変遷 : 1970年代から2010年代までを概観しての一考察}, volume = {1}, year = {2022} }